休日保育すらやっていない、年末年始の切り抜け方

先月、休日保育の申し込みに区役所までやってきた私は衝撃を受けました。

「12/31~1/3は、区内の認可保育園はどこも開所しておりません。」

な、なんですって!?
休日保育は? ほかの保育園が休みの日に開所するから、休日保育なんでしょ!?

しばらくの間、真っ白になってしまって言葉が出ませんでした。

正月に出勤の可能性が出てきたのは今年が初めて。
区のHPをよく見れば書いてあることなのですが、年末年始も当然休日保育があると思っていた私は、裏切られ、途方にくれました。


これまではチームに盆暮れ正月なんでもござれな独身男性がいたため、私やほかの家族持ちは年末年始の出勤を免れてきたのですが、今年彼は異動してしまったため、正月の出勤可能日が全員×。

年末は出てもいい、という人がいましたが三が日がどうしても埋まらない。

幼児持ちシングルマザーの私と、第一子が生まれたばかりで家族で帰省の予定が入っている男性、入籍したばかりで帰省して親戚に挨拶しないといけない女性。

いったいこの中で、誰の事情を優先すべきか?
そういうことを考え、言い出すと途端にギクシャクし出すのをみんな分かっていて、口にしません。
こういうとき、それぞれの「事情」について、重みや優先順位を感情で量るのはあまり得策ではありません。

調整が可能かどうか、その可能性をそれぞれで試してみて最もダメージ(それにかかる費用などの数字でわかるもの)が少ない方法を採用するべきです。


正直、感情で言えば私は「正月」にはこだわりがありませんでした。
親戚一同で集まるわけでもなし、子供たちにしたって、正月に休みがあったところでTVはつまらないしどこにいっても混んでいるしで休むメリットがないわけです。

上の子の長期休みの時はなるべく休みを長くとってやりたいとは思いますが、それでも冬休み中ずっと休暇というわけにもいかないし、どうせ休める日数は決まっています。
わざわざ正月に合わせて休まなくても、ずらして冬休み中に連休がとれれば構わないのです。

そういうわけで、正月の子供たちの預け先を探して区役所を訪れたのですが、そこでまさかの保育園正月休み問題にぶつかった訳です。


資生堂のママ美容部員はどうするんでしょうね。こういう時。

働きたくても預け先がない。
年末年始がかき入れ時、な仕事だってたくさんあるはずです。
どこの保育園でもやるように、とは思っていないけど、せめて区内にひとつだけの休日保育は開いていてほしかった。

正月くらい休んだら、という感覚なのかもしれない。
でも、じゃあ、実際にお店というお店が全部正月にお休みだったら困るわけですよね。
人が休んでいる時こそ働かなきゃいけない人だって結構いるのです。
そういう職業がすべて独身、あるいは子供のいない人や男性のみで構成できるのか?

育休は楽してずるいとか、ワーママ優遇ずるいとか、さんざん言われてるけど現実はこれですよ。

もっと言えば、小学生になると日曜祝日預かってくれるところなんかないですからね!
1日1万円出してファミサポに預ける、とかそういう話になってくるともう仕事なんか続けていけない。


今回、世間からのWMバッシングと制度上の問題点の板挟み的な立場になり、前からうっすら思ってはいたものの「じゃあどうすりゃいいの」とやり場のない憤りを感じてしまいました。

そして結局どうやって乗り切ることにしたのかといいますと。
1/1~3は私がシフトで出勤することになりました。
子供たちは、遠方から父が出てきて面倒をみてくれることになり。
(その飛行機代とかは当然自腹です)

なんとかしのげることになりました。


本当に、まだまだなんだなあ、と思わずにはいられませんでした。
私の子供たちが大きくなって働くころには、もう少し柔軟に、子育てや仕事がしやすくなっているといいなあと心から願います。
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