数行読んだだけで涙があふれました。
おなかをすかせた2人は当時、女性に隠れてティッシュペーパーを口にした。次女は塩をふってかみしめた。「ティッシュって甘いのもあるんだよ」。後になって長女が教えてくれた。いい香りのするもらい物のティッシュは、かむと一瞬甘いという。ああーまた目にしただけで反射的に涙が。
朝日新聞 「「ティッシュって甘いんだよ」幼い姉妹、母と空腹の日々」より
貧困、幼い子供、シングルマザー、空腹、とくると条件反射でつい記事を見てしまうのですが、あまりに悲惨です。
うちの長女も8歳。
いつもいつもたらふくご飯を食べて、それでもよくお腹を減らしていて、ママお腹空いた!が口癖の女子です。
そんな食には不自由していないはずの子に「お腹空いた!」と言われただけでぎゅっと胸が締め付けられるような気がするのに。
子供二人とも小学生のはずなのに、小学校は動かなかったのかな。
こんな状況だと、給食費や授業料だって払えなかったはず。
一歩間違えたら、餓死していたっておかしくなかった。
偶然、良い小児科医に出会えて、それをお母さんが覚えていて、たまたま助けが間に合っただけです。
12月に、電気を止められて、ろうそくしかなくて、って、長野で。絶対これは死ぬ間際です。
助かって本当に良かったです。
これも地方との格差なのかな、と思うのですが、子供たちの通う区立の小学校はとても気を使っているなと感じます。
我が家に対してもそうですが、落ちこぼれていく子が出ないよう、学校全体でよく見ているなと感じることが多いです。
例えば、転校してすぐのころに、クラスで一括で購入した教材が娘だけもっておらず、購入したい、と申し出たところ「他の家庭では購入したので、大きな声で言わないでほしい」と前置きされて教師用の余っていた教材をゆずってもらえたのです。
そのほかにも、後で聞いてびっくりしたのですが半年近くの間、隣の子と一緒に使わせてもらっていた教材があったり、何かにつけ、購入せずにすむような方法を考えてくれたりと、気を使ってくれている気がしました。
もしかしたら私の気のせいかもしれないのですが・・・。
学年が変わって担任が替わっても、同じような感じがするので、1年の時の担任が特別にそうしていたということではないようです。
うちに対してだけではなく生徒全体でも、放課後に希望者を募って補修のようなことをしてくれたり、学童の職員もそうなのですが、「ちょっと気をつけたほうがいい家庭」というのをちゃんとチェックしているなと思うことが多いのです。
今どきの学校や教育関係者は大変だなーよくできてるなーと感心していましたが、地方はまだまだそういった対応は難しいのかもしれないですね。
今でこそ私も何とか人並みの稼ぎがあって、子供二人を飢えさせることなく生活できている私ですが、上記の記事はまったく他人事でない気持ちで読みました。
つい先日、明け方ふいに目が覚めて布団の中で色々考えるうちに、とても悲観的な気持ちになってしまったことがありました。
自分が何か病気をしたりしたらどうしよう。
考え出すとすごく怖くて、眠れなくなりました。鬱にかぎらず、ガンとか、それ以外にも長期入院が必要になったりしたら。
仕事はできないし、収入はがくんと減るし、今私は貯金ゼロ。
子供の面倒とか、遠方の父が来てくれるのかなとか、逆に子供たちが遠くに行くのかなとか。
それにしても、私の医療費プラス子供たちの生活費がかかったら、いくら父でも持ちこたえられない気がします。
怖くて、それからたびたびそのことを考えるように。
だからあの記事は、明日は我が身かもしれない、という思いで読みました。
今できることは何だろう。
最近、正直、ダレてました。よく言えば安定してきたというのでしょうか。
でも私ももう37だし今の仕事が一生できる保証もありません。
あと5年もすれば長女は中学生。
これから教育費もお金がかかります。
このままだと、何かあったときに子供もろともダークサイドに沈むわけです。
夫と生活していた時の怖さ、ってこれだったんだなと思いました。
今さえ良ければいい、みたいな生活の怖さ。
10年後、20年後を考えて生活しないとな。
保険や、貯蓄の見直しがいいのでしょうか。
とりあえずそのあたりから、手を付けてみたいと思います。
脱、貧困!
(再婚活意欲とかはなかなか出てこないという・・・)
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