2年ぶり、離婚後初のパパと子の面会が実現。

離婚後、2年近くまったくパパと会えていなかった子供たち。
それが昨日、突然の面会が実現しました。


ちなみに、私が会わせていなかった訳ではありません。
「パパと会いたい」とずーっと言われていたので、会わせてやりたいと思ってはいたのです。

しかし離婚後の金銭トラブルなどがあって元夫とはほとんど音信不通になりました。
こちらからメールをしてもいっさい返事がない状態。

離婚後しばらくは、子供と会わせてほしいと向こうから言ってきていたのですが、話の流れで金銭交渉などを始めると、取引されているようで嫌だ、と向こうが会いたいと言うことはなくなりました。

そんな絶交状態でどうやって子供との面会が実現したのかというと。


遡ること1か月前。
家で、隠しておいたパパの映った動画を見つけた長女は、それを見て、パパにすごく会いたい、とわんわん泣き出したのでした。

それを見て私もとても胸が痛んで涙が止まらなくなりました。

別居の時、私が子供を連れて家を出たのは不意打ちでした。
夫には隠し通し、水面下で引っ越しや転校や転園の手続きを済ませ、
いつも通りにそれぞれが家を出た後に私が家に戻り荷物を持ち出し、そして二度と帰らなかったのです。

子供たちも、長女だけは家を出ることを伝えていましたが、「内緒」の約束は守れても
それがいったいどういうことなのか、本当に想像するには小さすぎ
3歳になったばかりだった次女に至っては何一つ知らされないままある日突然、もうパパのいる家には帰らない、別の保育園に通うんだよ、と言われてただそれに従うしかなかったのです。

パパに会いたい、パパに会いたい、と言われるたびに私はなんてひどいことをしたのだろうと罪悪感でいっぱいになりました。

子供たちにとっては、気が向けば遊んでくれるし、良いパパだったようです。
パパというより、兄弟のような感じでしょうか。
同じ目線で遊んでくれ、大きな手で振り回してくれたり、抱っこをしてくれる存在です。

子供たちはパパを大好きでしたし、パパも子供たちが大好きでした。

離婚直後は、そんな彼らを引き離すなんてなんてひどいことをしたんだろう、本当にこれでよかったんだろうか、と思わない日はありませんでした。
毎日毎日、気持ちがくじけそうで、当時大人気だった「ありのままで」を繰り返し繰り返し聞いて「これでいいんだ」と自己暗示をかけていました。
いまでも「ありのままで」を聞くと当時のことがフラッシュバックします。

1年過ぎたころからやっと私たちは新しい生活に慣れ始めて、気持ちも落ち着いてきました。
子供たちはだんだんと、パパに会いたい、と言わなくなりました。

でもそれはただ会えないことに慣れただけで、パパの存在を忘れた訳ではなかったのです。

目を真っ赤にして動画を何度も何度も見ている長女を見て、私は決断をしました。


長女に、夫の連絡先を教えたのです。

2年生にもなると、電話の使い方にも慣れて、番号を教えると自分でかけたり、メールをしたりするようになります。


私からのメールには一切返事をよこさない夫も、娘の電話には出るのではないか・・・
そう期待したのです。


そうして、長女とパパはたどたどしくやりとりを始めました。
夫からのメールには、「でんわしてくれてありがとう。うれしかったよ」とありました。
それから一月後、ようやく再開が実現しました。

もっと早くこうしていたらよかった、と思いました。
でもきっと、このタイミングだったからうまくいったのかな、とも思います。
長女が色々わかってきて、予定を立てたり、相手にちゃんと伝えられたり、相手の言っていることを正確に理解したり、そういうコミュニケーションをとれるようになったので、私が間に入らなくても何とかできました。
ちゃんと帰ってくるまでは、ひそかに私も心配で心配で・・・
居ても立っても居られなかったのですが、無事、子供たちは約束の時間、約束の場所に戻ってきました。

二人とも興奮して、ずーっと、「パパがね」「それでパパがね」としゃべり通しでした。

その姿が本当に幸せそうで、私も心底うれしかったです。
子供たちにとっては、少し早いクリスマスプレゼントになったようです。
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